2011-01-01から1年間の記事一覧

『萌え絵で巡る! クトゥルー世界の歩き方』発売

『萌え萌えクトゥルー神話事典』の第2弾的な事典『萌え絵で巡る! クトゥルー世界の歩き方』が12月14日に発売されるとのこと。(って、日本ではもう発売日になってますね……) 編者 (監修) は、『萌えクト』とおなじ森瀬繚さん。今回は、アーカム、インスマスと…

お嬢さまと僕

おもいついたときに書いてはtwitterに放流している短文ネタ。あまりまとめて発表するほどの価値や量があるものでもないのですが、ほっぽっておくと回収不能になってしまいそうなのでとりあえず。 ***** 鏡 「おや、お嬢さま、新しいカメラを買われたの…

そうだ、京都いってたんだった

もう撮影してから2ヶ月ほど経ち、季節感もなにもあったものでもなくなってしまったのですが、そういえば祇園祭の宵々々山に行ったんでした。 日の暮れるまえは、鉾の置いてある道も、まだ日常の一部といった雰囲気ですが…… 暗くなるにつれて、お祭りの人出も…

萌えよ! クトゥルー

以前、このブログ上でも紹介したCOCOさんのクトゥルー本『異形たちによると世界は…』が7月22日に発売になりました。今回、実はフライングゲットする機会を (しかも作者様の生邪神……もとい、生サイン入りで) いただいていたのですが、太平洋を横断したりして…

今日のアーカム

てんき: はれ。最低気温64F、最高気温87F。 明日は90F超の予報が出ています。(摂氏では30度+) ほかの時期は東京や大阪とくらべると涼しかったり寒かったりする当地ですが、この季節だけは梅雨のような雨期もないですし、ひとあし先に暑くなるようです。

わがちちよ

Twitterではすでに告知しましたが、半年ぐらい放置していた『もし高校図書委員会の副委員長がH.P.ラブクラフトの「文学における超自然の恐怖」を読んだら』を更新しました。新しい (オチなし意味なし) エピソード「わがちちよ」の追加にくわえて、既発表ぶん…

『異形たちによると世界は…』

『今日の早川さん』シリーズの作者COCOさんの新刊『異形たちによると世界は…』は、7月に早川書房から刊行とのこと。(ご本人ブログの告知ポスト/ハヤカワ・オンライン刊行予定案内) 今回は、待望のクトゥルーもの!! というわけで―― 「ルルイエの館にて、死せ…

H.P.ラブクラフトが教える「モテる女子力を磨くための4つの心得」

ロードアイランド州プロヴィデンス、エンジェル通り598番地から送られるはずだったかもしれない手紙。 こんにちは。ロードアイランド州プロヴィデンス在住のH.P.ラブクラフトです。私は18歳から23歳までのあいだ引きこもりに近い生活を送り*1、21歳の誕生日…

らくがき

White Day

バレンタインデーは昭和21年の2月14日、進駐軍のバレンタイン少佐が子どもたちにチョコレートを配った故事に由来する行事で、この日に「ぎぶみーちょこれーと」と唱えると、どこからともなくチョコがやってくる、と言われていますが、その1ヶ月後におこなわ…

セーラム探索・拾遺2 ―な、なんだってー!!!

探索記の更新は今回でとりあえず終わりです。 ところで、最後になってしまいましたが、この旅行、出発まえに森瀬繚氏からボストン、セーラムにおけるラブクラフト関連スポットの案内をいただきました。(森瀬氏は2008年にニューイングランドのラブクラフト・…

セーラム探索・拾遺1 ―コミューター・レイル

市内のNorth Station (北方面行き)、South Station (南方面行き) を起点としてボストンと近郊の町をむすぶCommuter Rail (コミューター・レイル)。MBTA (マサチューセッツ・ベイ公共交通局) が運営しているこの鉄道網は、地元民の通勤などの足として利用され…

セーラム探索―Nobody Expects A ...

Mine were an old people, and were old even when this land was settled three hundred years before. And they were strange, because they had come as dark furtive folk from opiate southern gardens of orchids, and spoken another tongue before t…

ボストン探索・拾遺2 ―ナンタケット島出身の……

クトゥルー者の方々にはポオ『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』のほうで名を知られているかもしれませんが、かつては捕鯨の一大拠点であり、メルヴィル『白鯨』のピークォド号もここから出港したことになっているナンタケット島。そこ…

ボストン探索・拾遺1 ―MFA

『ピックマンのモデル』でピックマン氏による自作品寄贈の申し出を拒絶したとされるBoston Museum of Fine Arts (MFA; ボストン美術館)。S.T. Josi氏の解説によると「H.P.ラブクラフトはボストン訪問の折に、1876年の開館当時はコプリー・スクエアにあり、19…

あけましておめでとうございました

というわけで、昨年最後のポストで書いたように年末年始はボストンですごしていたので、こちらでのご挨拶がたいへん遅くなってしまいましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。今後の更新としては、ボストン探索記の短い補遺を数点と、セーラム探索記を…

ボストン探索―ピックマンのモデルのモデル

There was a study called "Subway Accident", in which a flock of the vile things were clambering up from some unknown catacomb through a crack in the floor of the Boylston Street subway and attacking a crowd of people on the platform. 中に…