大学院のこと

大学院の仕組みや印象なども少し書いておきたいと思います。


私は、人類学部(Department of Anthropology)に所属しています。博士(PhD)課程です。大学院生は、ひと学年あたり3〜5人(全体で30人ぐらい)、専任の教授は6人という小規模な学部です。といっても、この大学ではこれくらいの規模が普通のようですが。

人類学には文化人類学(Cultural Anthropology)と、考古学(Physical Anthropology)の両方があり、うちの大学でもどっちでも専攻できるようになっています。私の専攻は文化人類学のほうです。研究内容については、細かい話になりそうなので、またいつか書きますね。


アメリカの大学では、日本とは違ってゼミという方式がなく、特に文系学部では学生ひとりひとりが指導教官について学ぶという感じになります。(理工系だと研究室単位で研究していることが多いので、日本と似たような感じかもしれません。)私は日本で出た大学でも同じような仕組みで、ゼミはなかったので、あまりとまどったりはしませんでしたが、自分の学年以外の人と友達になるのが大変かもしれません。似たような研究をしていたり、同じ指導教官についている人だと、授業も同じようなものを取るので、わりと仲良くなったりもしますけどね。


あと、もうひとつ日本とちょっと違うなーと思うのは、一度就職したり、違う学部で修士を取ったりしてから、もう一度大学院にもどってくる人がけっこうたくさんいるのですね。(これも文系だから、そして、専門性がそこまで高くない学部だからなのかもしれません。)私は日本の大学を出てから、ほとんどそのままここに入ったので、同期や後から入ってきた人も含めて、まわりには年上が多いです。


今日のアーカム:はれ。最低気温42度、最高気温60度。

デンバー(コロラド州)って山の中なので、もうかなり寒いのかと思っていたのですが、野球の試合を見ていると、このあたりと気温はそれほど違わないようですね。



注:このブログ内の記述は基本的にフィクションです。登場する人物、団体等は架空のものであり、実在する人物、団体等との関係はありません。