The Doom that Came to Nishi-chan

【ルームメイト】
相部屋の友人。
多くのホラー作品において最初の犠牲者に設定される。
犠牲となった友人のためといった大義によって殺人鬼と対峙する動機付けがなされるが、物語の後半になると序盤に殺された人物のことなど誰も憶えていない。主人公さえも。


(出典: COCO(2008) 「今日の早川さん2」早川書房: p.99)


それは、真夜中過ぎのことだった……。


浴室から、ルームメイトの悲鳴が聞こえた。


ルームメイトの無事を祈りながら、急いでかけつける主人公……。


浴室で彼女が見たものは? ルームメイトの運命やいかに? 


つづく (うそです)。



と、不吉な書きだしになってしまいましたが、うちで浴室からニシちゃんの悲鳴が聞こえてくるのは、たいてい、浴槽に虫がいたときで、それ以上のおおごとだったことはいまのところありません。うちのアパートは古いので、けっこういろいろなところから虫がはいってきて、上のラクガキのようなシチュエーションになることはよくあるんですが。寒い地方なので、さいわいGさんは出ないけど、蛾はもとより、コオロギやゲジゲジなども、わりと頻繁にはいりこんできます。


で、ニシちゃんは虫が大の苦手なので、退治するのは私の役目になります。(退治といっても、だいたいのばあい、ティッシュでつまんで外に捨てるだけだけど。) 私は、育った実家が虫がよくはいってくる家だったし、慣れてるのかな。ひとり暮らししていたときにも、平気でひとりでゴキ退治とかしていたなあ。


ちなみに、ニシちゃんは生物学系の専攻で、まいにち研究室で細胞とか生物組織とかをみているそうです。そっちは大丈夫なのに、なんで虫はダメなのか、と (いじわるで) 聞いてみたら、それとこれは別物なのだと言っていました。まあ、別物か。