H.P. Lovecraftで学ぶひとこと英語 Lesson 4

こんにちは。「H.P. Lovecraftで学ぶひとこと英語」の時間です。


今日は、単語の勉強をしましょう。今回とりあげる単語はこちら。"Hideous" です。覚えておくと、いざというときに役にたつ単語ですよ。

hideous


――おそろしい、醜い、不愉快な


それでは、例文をみてみましょう。

Memories and possibilities are ever more hideous than realities.


(思い出や可能性というのは、ときに現実よりもおそろしいものなのだ。)*1


The hideous expression he ignored altogether, deeming it a not improbable result of the profound shock as experienced by a person of such abnormal imagination and unbalanced emotions.


([死んだ男が浮かべていた]おそるべき表情を、[検死をおこなった医師は]完全に無視した。異様なほどの想像力と、不安定な感情の持ち主だった人物が、激しい衝撃を受けた結果、そのような表情で死に至ったことは決して不自然ではなかったと判断したのだ。)*2


次に、用例です。

What appeared in front of me was a hideous monstrosity, the terrible form of which was beyond description.


(ひとりぐらしの先輩 (男) のところに行ったら、部屋のあまりの汚さに驚愕した。 注: 意訳です。逐語訳は→*3 )


このように、いろいろな場面に応用できる単語なので、ぜひ覚えて、活用してみてくださいね。同義語の、terrible、abominable、horrendous なども、おなじように使えますよ。練習をくりかえして、SAN値が下がっているようなときでもすらすらと口から出てくるぐらいにしておくといいでしょう。


今週の「H.P. Lovecraftで学ぶひとこと英語」はこれで終わりです。
それではみなさん、いあ、しゅぶ=にぐらあ!

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つづく、のかな……。



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*1:出典: H.P. Lovecraft, "Herbert West - Reanimator" in H. P. Lovecraft, (ed. by S. T. Joshi), The Call of Cthulhu and Other Weird Stories. Penguin Books, 1999: p. 50. 翻訳文は筆者による

*2:出典: H.P. Lovecraft, "The Haunter of the Dark" in H. P. Lovecraft, (ed. by S. T. Joshi), The Call of Cthulhu and Other Weird Stories. Penguin Books, 1999: p. 358. 翻訳文は筆者による

*3:私の眼前に姿をあらわしたのは、醜悪な怪物であった。その外見の恐ろしさは、言葉では表現することができないほどだった。