Inkheart

アメリカでは先週の金曜日に公開だった映画、Inkheartを昨日ニシちゃんといっしょにみにいってきました。


音読したものを本の世界から現実世界に呼び出してしまう「銀の舌」を持った父娘の話。父が以前、Inkheartという本から現実世界に呼び出してしまった悪役との対決が主軸です。「ハムナプトラ」や、"Journey to the Centre of the Earth" のブレンダン・フレーザーが(また)父親役。


複雑なプロットも、はらはらするサスペンスも、驚くようなアクションもないのですが、破綻もなく、安心してみられる映画でした。世界の神話、伝説や、児童文学の有名どころがネタとして使われている箇所がいくつもあるので、それをひとつひとつみつけていくという「本オタク」的な楽しみかたもできるかもしれません。(ただ、本当に有名どころばかりなので、本当の意味での「本オタク」的楽しみはないのかも。)


ところで、ラストシーン近くで、主人公の年輩の叔母(か伯母)がユニコーンに乗ってかけつけてくるんですが、ユニコーンってたしか、乙女にしか触れることを許さないんじゃなかったかと。叔母という設定なので、独身でも別に破綻はないんだけど、その年齢で乙女なのかー、と。彼女にはビブリオファイル(本愛好家)という設定もついているので、私の……じゃなくてっ、「今日の早川さん」の登場人物のひとり、国生さんの未来の姿をみるようだ、ともおもいました。