ひとこと

(ネタばらしのようなものが含まれるので、格納しておきます。「続きを読む」をクリックで展開されます。)


インスマス行きの話の最後は「最終回」のような感じになってしまいましたが、このブログはまだつづけます。


ただ、もともとは、このエピソードで「私」は海に帰り、それをもって、このブログにも、いったん区切りをつけるつもりでした。架空の人物としてブログを書き続けていると、ブログを通して知り合う可能性のある方々とのコミュニケーションがやりにくいかもしれない (コメントをする側としても、どう書いたらいいかわからない、というようなことがあるだろうとおもいますし) とおもったのと、一人称だけでは書くことのできるストーリーにも限界がありそうだったので。(それに、そもそもは、内輪ネタのジョークのようなものとしてはじめたブログだったので、それほど長くつづけるつもりもありませんでした。)


だったのですが、id:COCOさんが書かれている「異形の群れ」の、このエピソード(2008-11-08 - coco's bloblog - Horror & SF)を読んで、「『帰る場所』があるはずなのに、そこには帰ることができない」話、というのを書いてみたい、とおもったのと (もともと、そういうテーマの話を考えかけていた、というのもあり)、それ以外にも今後書いてみたい話をいくつかおもいついたので、結局、こういうかたちにして、もうしばらくつづけてみることにしました。


インスマス行きの話そのものは、最後のちょこっとを除いては、ラブクラフト御大の "The Shadow Over Innsmouth" (「インスマスを覆う影」) をほとんどなぞっているので、読む方によっては、つまらない話だったかともおもいます。あと、「異形の群れ」の登場人物を (ほとんどそのまま) 勝手に使ってしまって、すみません。


とりあえず、もうしばらくは、これまでとおなじ形式でこのブログをつづけていこうと考えておりますので、これからも「アーカム在住」をよろしくおねがいいたします。